既存ソフトウェア資産を活用してROIを高めよう〜既存ライセンスを活用したExchange/SharePointクラウドサービス開始

吉田健一(Kenichi Yoshida) 2010-05-10 17:02:25

総クラウド時代の今日、GoogleAppsやSalesforceの導入を検討している企業も多い。しかしクラウドというキーワードでカモフラージュされて既に保有しているソフトと同じ機能を持つソフトを購入しているケースも多い。

リアルコムでは既存ソフト資産を活用したExchange/SharePointのクラウドサービス「BPオンデマンド」の提供を開始した。これから数回にわたりBPオンデマンドに込めた思いを説明したい。

■ソフトウェア資産のダブりを見直そう

ここ10年のIT投資によりソフトウェアの購入が進んだ結果、同じような機能をもったソフトウェアを各部署でバラバラに購入している事態が発生している。スタッフ部門はLotusNotesで文書管理システムを構築、R&D部門では独自開発のOracleの文書管理システム、そして営業部門ではサイボウズを利用といったように、同種のソフトウェアが乱立する状態が頻発している。

クラウドはこの流れに拍車をかけ、ユーザー部署が勝手に様々なソフトウェアの利用を開始することが容易になった。こうした事態はコスト面で非効率なだけでなく、ガバナンスやセキュリティの観点でリスクにもなっている。

社員数1000人以上の大企業では、既にデファクトとなったWindows Serverの利用ライセンスに合わせて、Microsoft社のメール・コラボレーション環境であるExchange/SharePointのライセンスを購入していることが多い。Exchange/SharePointは世界的にNo.1のシェアを持つ統合コラボレーションソフトウェアであり、全社的な情報共有基盤をExchange/SharePointで統一することは好ましい選択である。

しかしながら、Exchange/SharePointのライセンスを持っていながらも、なかなか使いこなせておらず、逆に各部署は勝手に別ソフトウェアを購入しつづけているケースもある。

■Exchange/SharePoint活用の3つの壁

それではなぜ活用が進まないのか。そこには大きく3つの壁が存在する。

1つ目が「既存資産の壁」である。多くの会社ではいまだにLotus Notesを活用していたり、既存のファイルサーバーに大量のファイルが蓄積されており、そうした既存資産から新しいプラットフォームに移行するコストが高く新基盤
に移ることができていない。

2つ目が「構築・運用の壁」である。Exchange/SharePointのライセンスだけあっても活用はできない。ハードウェア、ネットワーク、AD等の基盤を構築する必要がある。またユーザーID管理やサイト管理等の運用体制を構築する必要もある。こうした構築・運用コストが膨大でありなかなか踏み出せない。

そして3つ目が「活用の壁」である。情報共有基盤は単にリリースしただけでは活用されない。新しい基盤を使ってどのようにナレッジワーカーのワークスタイルを変えていくのか、どの業務課題に適用するのかを検討し、それに合わ
せたカスタマイズを行う必要がある。こうした活用面での検討の負荷も重荷になっている。

BPオンデマンドが3つの壁を超える仕組み

BPオンデマンドはこうした3つの壁を超えるクラウドサービスにより、既に保有しているExchange/SharePointライセンスを翌日からでも活用しROIを実現する。

1つ目の「既存資産の壁」は「Dominoクローク」という作り込みNotesDBを利用停止までお預かりするサービスにより乗り越える。こうして無理な移行をすることなくExchange/SharePointへスムーズな切り替えが実現できる。

2つ目の「構築・運用の壁」はBPオンデマンドがクラウドとして提供されることにより乗り越えられる。BPオンデマンドはお客さまが保有するExchange/SharePointライセンスを利用し、インフラ部分だけをクラウドサービスとして
提供するため、構築費用なしで月額利用料だけで利用できる。またシステム管理者がやらなければならないユーザー管理やサイト管理等の運用業務は「BPAgent」というサービスで提供されるため運用体制を構築する必要もない。

3つ目の「活用の壁」ば他社の先進事例=ベストプラクティスで乗り越える。BPオンデマンドのBPはベストプラクティスの略であり、他社の活用事例を直ぐに使えるところがポイントである。BPオンデマンドではSharePoint/Exchangeの標準機能に加え、先進企業のベストプラクティスを抽出したアプリケーション群「BP Apps」が提供され、カスタマイズなしで直ぐに活用することができる。

BPオンデマンドではこうして既存ソフトウェア資産を活用し、翌日から業務課題解決とROIを実現できるのである。

次回はもう少し掘り下げてNotesユーザーにとってのBPオンデマンドについて説明したい。
 

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※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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