Railsの開発フローをおおまかに5つに分けてみました。Ruby on RailsはMVC(Model,View,Controller)がきっちり分離されているので、それぞれを独立して開発することができます。開発のほとんどはこのMVC部分のコーディングになるんですが、そのひな形を作ってくれるジェネレーターという機能がRailsには沢山用意されています。このジェネレーターを使って、アプリケーションのひな形を作る部分をプロジェクト作成パートと位置づけて説明していきます。
開発にあたっては、次の環境を使用しています。
OS : MacOSX10.4
Ruby : 1.8.6
Rails : 1.2.3
DB : MySQL 5.0
エディタ : TextMate
Windowsの方はlinuxが入っているマシンを別に用意してリモートで開発することを強くおすすめしますが、InstantRailsという関連ソフトウェアを一括導入できる便利なパッケージがありますのでお試しには良いかもしれません。
まずはプロジェクトの最もベースとなる部分を作ります。Ruby on Railsがインストールされていれば、railsというコマンドが使えるようになっているはずです。アプリケーションを置きたい場所に移動して「rails プロジェクト名」と入力しましょう。
$ rails toytter
create
create app/controllers
create app/helpers
create app/models
:
入力したプロジェクト名と同名のディレクトリが作成され、中に大量のファイルが自動生成されていきます。大量とは言っても最初から必要なのは一部なので、そこだけ知っていればとりあえずは問題ないです。
app/
この中にプログラムを書いていきます
config/database.yml
どのデータベースを使うか設定します
public/
静的ファイル置き場(html,image,css,js等)
script/
便利ツールがそろってます
config/database.ymlの中身を見てみると、デフォルトの設定がすでに書かれています。まずはdevelopmentの部分をご利用の環境にあわせて変更してください。toytterではこのファイルを開きすらしてませんが、実際の開発では文字コードにUTF8を使っていますので、socketの下に「encoding: utf8」と追加しています。
database名のところには「プロジェクト名_development」と書かれているので、その名前でスキーマを作成します。
$ mysql -uroot -e "create database toytter_development;"
ここまでで12秒、10分説明するには全50回?
押忍
※このエントリはZDNETブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNET編集部の見解・意向を示すものではありません。