プロジェクト作成開始

吉見和也(Kazuya Yoshimi)

2007-10-10 15:00

フロー1.jpg

 Railsの開発フローをおおまかに5つに分けてみました。Ruby on RailsはMVC(Model,View,Controller)がきっちり分離されているので、それぞれを独立して開発することができます。開発のほとんどはこのMVC部分のコーディングになるんですが、そのひな形を作ってくれるジェネレーターという機能がRailsには沢山用意されています。このジェネレーターを使って、アプリケーションのひな形を作る部分をプロジェクト作成パートと位置づけて説明していきます。

 開発にあたっては、次の環境を使用しています。

 

OS : MacOSX10.4

 

Ruby : 1.8.6

Rails : 1.2.3

DB : MySQL 5.0

エディタ : TextMate

 

Windowsの方はlinuxが入っているマシンを別に用意してリモートで開発することを強くおすすめしますが、InstantRailsという関連ソフトウェアを一括導入できる便利なパッケージがありますのでお試しには良いかもしれません。

 まずはプロジェクトの最もベースとなる部分を作ります。Ruby on Railsがインストールされていれば、railsというコマンドが使えるようになっているはずです。アプリケーションを置きたい場所に移動して「rails プロジェクト名」と入力しましょう。

 

$ rails toytter

 

  create

  create app/controllers

  create app/helpers

  create app/models

       :

 

入力したプロジェクト名と同名のディレクトリが作成され、中に大量のファイルが自動生成されていきます。大量とは言っても最初から必要なのは一部なので、そこだけ知っていればとりあえずは問題ないです。

 app/

  この中にプログラムを書いていきます

 config/database.yml

  どのデータベースを使うか設定します

 public/

  静的ファイル置き場(html,image,css,js等)

 script/

  便利ツールがそろってます

 config/database.ymlの中身を見てみると、デフォルトの設定がすでに書かれています。まずはdevelopmentの部分をご利用の環境にあわせて変更してください。toytterではこのファイルを開きすらしてませんが、実際の開発では文字コードにUTF8を使っていますので、socketの下に「encoding: utf8」と追加しています。

 database名のところには「プロジェクト名_development」と書かれているので、その名前でスキーマを作成します。

$ mysql -uroot -e "create database toytter_development;"

ここまでで12秒、10分説明するには全50回?

押忍

※このエントリはZDNETブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNET編集部の見解・意向を示すものではありません。

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