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伝説のひとり情シスが
ゼロタッチPC for SMBをレビューしてみた

2018年に「ひとり情シス虎の巻 - 実話で学ぶITエンジニアの理想の仕事術」(日経BP社)発表された著者のペンネーム成瀬雅光こと黒田光洋さんは、一人や少人数で情シス業務が実現できる仕事術を追求しています。ひとり情シスは、徹底的に無駄な業務を削減して時間を切り出す必要がありますので、デル・テクノロジーズから発表された「ゼロタッチPC for SMB」に注目しました。ひとり情シスのPC運用をイメージして評価レポートを作成しました。

はじめに

 デル・テクノロジーズから、PC運営管理で悩むひとり情シスにとって興味深いサービス「ゼロタッチPC for SMB」が提供され始めました。PCの調達・キッティングから、PCに関する問合せや故障時の対応、廃棄に至るまでのサービスを、PCの台数にかかわらず、まとめてサポートしてくれるというサービスです。このサービスの名称には「for SMB」とつけられていて、中堅中小企業に効果的なサービスを目指していることがわかります。

 これまでも、PCの保障や保守である程度のサポートをしてくれるサービスはありましたが、果たしてそれらとゼロタッチPC for SMBはどこが違うのでしょうか。コストの妥当性や外部委託との比較、中堅中小企業やひとり情シスにとってどのような価値があるのかなどについて、これまでの私の経験も踏まえながら調査・考察してみました。PC運営管理で負担を軽減したいと考える方々の参考になれば幸いです。

 結論から申し上げますと、中堅中小企業規模が抱える課題や難しさに対して、一つの現実解を示しているサービスだと思います。ゼロタッチという表現を額面通り受け取れないにしても、現時点ではどのサービスよりも、少人数の情シスや兼任情シスの助けになるサービスだと感じました。それはなぜか以下で解説したいと思います。

中堅中小企業におけるPC運営の重要性と難しさ

 企業で使用するPCは、会社の環境に合わせたツールの導入や設定が必要であり、キッティングに手間がかかります。情シスは、定期的に訪れるリプレースのたびに複数の業者を相手にしながら、情報機器やアカウントの管理、コスト管理などをしています。また、PCは配布したら終わりではなく、ITリテラシーが異なる大勢を相手にした日々の問い合わせに加え、定期的な大型Windows Updateや、アプリケーションやウイルスパターンファイルの最新化などにも気を払わなければなりません。PC運営は、平時でも運用コストが高い仕事です。

 従業員数が少ないうちはITの知識がある人が片手間でも対応できますが、人数が増えてくるとそれが難しくなるため、IT担当者を置くようになります。兼任から専任になることで一見PC運営は楽になりそうですが、実際にはIT担当が明確になることで、PC以外のITに関する広範囲な対応を期待されるため、忙しさは増します。

 しかし、業務のボリュームに合わせてIT要員の増員やPCサポートの外部委託や派遣を要望するも、スケールメリットが得られにくい中堅中小企業では、そこまで予算をかけられないことが多いでしょう。その結果、情シスは日々の業務をこなすことに精一杯で本来の役割を果たせず、社内のIT活用は進まなくなります。それが多くの中堅中小企業が抱える現実であり、IT活用の難しさでもあります。

ひとり情シスの作業にゼロタッチPC for SMBをあてはめてみると

 このような状況にある中堅中小企業やひとり情シスに対して、ゼロタッチPC for SMBがどのようにしてサポートしてくれるのかを見てみましょう。ゼロタッチPC for SMBは、調達・キッティングをはじめ、問い合わせや修理、廃棄に至るまでPCに関する作業を、一貫してサポートするサービスです。

 私もPCヘルプデスクをしていた時期がありましたが、その中で負担に感じていた業務は7項目です。

  1. 問い合わせの対応(状況把握、切り分け、障害対応)
  2. ソフトウェアの最新化管理(Windows Update、ウイルスパターン最新化)
  3. リプレース作業(キッティング、配布調整)
  4. コスト、予算(予算計画調整、一括購入の負担)
  5. 障害に備えた準備(予備機準備、データバックアップ)
  6. 調達と廃棄の連携(廃棄保管、データ消去)
  7. 機器情報管理(資産管理、実査)

1)問い合わせの対応(状況把握、切り分け、障害対応)

 私が一番負担に感じていたのは、現場からの問い合わせです。相手のITリテラシーが低い場合、対応に非常に時間がかかる場合があります。また突発的に発生するため、ひとり情シスが他の作業に集中できないという問題も起きていました。ゼロタッチPC for SMBの「ゼロタッチPC運用サービス」は、PCに関する問い合わせを受け、一時切り分けをしてくれます。

 メーカーが異なるPCでもサポートをしてくれるという点も大きなメリットです。自社の都合に合わせてどこまでサポートできるかはわかりませんが、あまりコストをかけずに問い合わせ窓口と一時切り分けをしてくれるサービスという点を重視した方が良いと思います。大勢から直接問い合わせを受けなくなるだけで、情シスの負担がかなり軽減されることは私自身も経験済みです。

2)ソフトウェアの最新化管理(Windows Update、ウイルスパターン最新化)

 これまでPCは社内で使うことを前提としていましたが、コロナ禍で社外に持ち出されることも増えてきたため、セキュリティの強化は最重要事項になっています。そのための統制管理の仕組みが必要になりますが、ゼロタッチPC for SMBはMicrosoft Intuneを使用できるため、社内外に関わらずPCの状況把握や管理統制が可能になります。

 しかし、すでにActive Directoryや管理サーバーで統制管理の仕組みを構築している企業は、その仕組みを変えることは容易ではないと思います。その場合は、社内のPCを管理システム込みのゼロタッチPCに徐々に切り替えていくと良いでしょう。情シスに大きな負担がかかることなく、運用管理の仕組みごと移行できます。

3)リプレース作業(キッティング、配布調整)

 PCを購入したら、自社で仕事をする際に必要なソフトウェアや設定などのキッティング作業が必要になりますが、バッチやPower Shellなどである程度自動化をしていても、それなりに時間がかかります。また、バッチやPower Shellの効率化の仕組みはOSのバージョンアップや機種が変わることにより修正が必要な場合もあります。ゼロタッチPC for SMBは、これらのキッティング作業における問題をWindows Autopilotの利用で解決しています。

 管理者の運用マニュアルやトレーニングもサポートしてくれるようですが、自社でやっていることをすべてWindows Autopilotで実現するのは難しいでしょう。たとえば、弊社ではBIOS(UEFI)でユーザーができる操作を制限する設定や、自社のシステムに一度接続しないと登録が完了しない設定などもあるので、管理者作業がゼロになることは無さそうです。しかし、それでもユーザー側でできる作業が増えることで、管理者側の負担は大きく削減できそうです。

4)コスト、予算(予算計画調整、一括購入の負担、納品時期)

提供:デル・テクノロジーズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2022年10月31日
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