最小限のコストで最適な生産管理を実現! 最適解として「Microsoft Azure」を選んだキャタラーの狙いは!?

クラウドでシステムとデータをグローバル共有化
迅速な経営判断に貢献

 静岡県掛川市に本拠を構えるキャタラーは、四輪自動車やディーゼル車、二輪自動車の排気ガスを浄化する「触媒」の開発・製造を手掛ける、中堅規模企業だ。また近年は、燃料電池用電極触媒やキャパシタ用炭素材などの先進技術へも積極的に取り組んでいる。

 大規模企業が多い触媒の市場で、同社の強みは品質だ。品質・工程管理やQCサークル(小集団改善活動)を徹底し、ミニマムコストで競合よりもよい品質のモノを作り出す。2015年には工業製品の品質管理の向上に貢献した個人・組織におくられる「デミング賞」を受賞した。触媒メーカーの受賞は、同社が初めてとなる。

 近年の環境規制強化に伴い、今後、グローバル規模で触媒の需要が増すことは間違いない。そのような状況下、キャタラーは2025年までに自動車用触媒の大幅なグローバル拡販を実現する長期ビジョン「グローバルビジョン 2025」を策定した。ただし、これを実現するためには、新興市場開拓や供給地域の拡大、グローバル生産拠点の強化など、やるべきことが山積だ。


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 「今、触媒は世界中からニーズがありますが、『グローバルビジョン 2025』を達成するためには戦略的なITプロジェクトが必要です。それが『i-Cataler2020』です」


キャタラー
生産管理部主査兼生産管理室室長兼IT推進部主査を務める川口浩司氏

 こう説明するのは、キャタラーで生産管理部主査兼生産管理室室長兼IT推進部主査を務める川口浩司氏だ。

 「i-Cataler2020」とは、世界7拠点のシステムを統一して情報を集約し最適なものづくりを行うための同社のIT戦略だ。グローバルIT基盤をクラウド環境で構築し、データの共有化とコミュニケーション強化をすることで、経営判断に必要な情報を的確に提供できる環境を実現する。川口氏は、「最適な生産管理の実現には、各拠点すべてが同じ情報にアクセスできる環境が不可欠です。なぜなら、データが“共通言語”になることで、同一の目線でグローバルに比較・検討し、次のアクションにつなげられるからです」と説明する。

 「i-Cataler2020」のグローバル基盤としてキャタラーは、生産管理システムのクラウド――Microsoft Azure――移行を決断した。触媒市場ではトップクラスのキャタラーだが、競合は超大手企業だ。他社と比較し、設備投資できる資金も人的リソースも限られている。設備投資を極力押さえ、グローバル供給体制を確立できるITシステムの構築にはクラウドが不可欠だった。

 キャタラー IT推進部の吉田理朗氏は「グローバルで同じデータ/同じマスタを簡単に扱え、1つのシステムをシングル・インスタンスで利用できます。また、我々は設備を遊ばせない、『平準化』を意識する文化があります。ですから、最小構成から始められるクラウドは魅力的でした」と説明する。


キャタラー
IT推進部の吉田理朗氏

 川口氏も、「一般的に製造業は必要に応じてシステムを“足して”いく傾向がありますから、システムが継ぎ接ぎになります。各拠点のネットワークがつながっていない状態で、異なるシステムがバラバラに稼働する状態では効率が悪く、環境変化や高度化するニーズに対応できません。我々はグローバル工場に同じ生産設備を持ち、同じものを製造しています。ですから、グローバルで同じシステムを作って共有すれば無駄がない。生産管理部としてはグローバル供給体制を実現するための共通システムの構築は悲願でした」と語る。

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