事例:グローバル企業のスピード経営を支える基幹システムに採用された、クラウドERP「NetSuite」

歯科画像医療診断スキャナー「PreXion3D Excelsior」を主力製品に医療用画像診断機器の開発・販売を手掛けるプレキシオン株式会社は、グローバル経営を支える基幹システムとしてネットスイートのクラウドERP「NetSuite」を導入した。業務効率とスピードを劇的に改善し、グローバルの経営情報をリアルタイムに把握して迅速な経営判断が可能になったという。

従来の業務がグローバル展開の課題に

 プレキシオンは、2007年に医療用画像システムベンダーの米テラリコン社からのMBO(経営陣買収)により医療機器開発部門をスピンオフする形で設立された企業だ。現在は歯科画像医療診断スキャナー「PreXion3D Excelsior」を主力製品に医療用画像診断機器の開発・販売事業を展開。高画質と被爆低減を実現する同社の製品は、世界の医療現場から高く評価されている。2014年に船井電機と医療機器事業分野で提携し、2015年には世界で初めてLED方式光音響イメージングシステムの開発に成功している。


プレキシオン株式会社
取締役副社長
今田 泰豊 氏

 同年に国内大手映像・音響メーカーや歯科医療機器メーカーでグローバルビジネスを担当した経歴を持つ今田泰豊氏(現・取締役副社長)を招聘し、グローバル展開を加速させることになった。しかしグローバル展開を見据えたとき、今田氏は従来の業務スタイルに懸念を持ったという。

 実はプレキシオンでは、これまで医療機器の研究・開発を中心に事業展開していたため、紙の書類をベースにしたアナログな業務スタイルで経営を行っていた。グローバルビジネスを成功させるには迅速かつ的確な意思決定と業務遂行が必要不可欠であり、そのためにはグローバル全体のビジネス状況を可視化するなど、業務のデジタル化が必須だった。

要件に最適な「NetSuite」を基幹システムに選定

 そこで今田氏は、グローバル経営管理を実現する基幹システムとしてERPの導入を決断。2016年5月に導入プロジェクトを発足させて、ERPの選定を開始した。ただし、社内にはERPの導入経験があるIT担当者はいない。そのため複数のERPベンダーにコンタクトし、グローバル展開に必要な経営基盤の要求を伝えながら提案を受けた。

 そうした中、有力な選択肢として残ったのがNetSuiteだった。クラウドERPのNetSuiteならば、ハードウェア試算に投資したり運用管理を行ったりすることなく、短期間で導入することができる。しかもグローバル・サービスのNetSuiteは、最初から多言語・多通貨に対応している。要件に最適だと判断した同社は、最終的にNetSuiteを選定した。


プレキシオン株式会社
事業本部 マネージャー
村上 哲二 氏

 導入はERPの経験がないプロジェクトメンバーによって進められたにもかかわらず、わずか6カ月でカットオーバーに至った。プロジェクトの責任者を務めた同社事業本部マネージャーの村上哲二氏によると、NetSuiteのテンプレートに実業務を合わせ、標準機能を活用することを前提に最小限のカスタマイズで進めたことが短期間導入を実現した理由だと話す。さらにNetSuiteのプロフェッショナルサービス部門がプレキシオンの業務を理解したうえで適切な設定やアドバイスを行ったことも導入期間の短縮につながったという。

業務効率とスピードが劇的に改善

 プレキシオンは創業10年の節目に当たる2017年から製品の主力市場である米国拠点の事業改革をスタートさせた。それに先立って利用を開始したNetSuiteにより、日本本社と米国拠点の双方でスピード感のあるグローバル経営管理が実現できている。

 今田氏によると、業務効率とスピードが従来に比べて劇的に改善されたそうだ。従来は決裁処理を行う際にオフィスの自席に戻らなければならなかったが、NetSuiteを導入した現在はスマートフォンを使って業務をリアルタイムにこなせるようになったという。日米を頻繁に往復する今田氏にとって、その導入効果は計り知れない。また、業務の透明性が高まってコンプライアンスも徹底されるようになったと感じている。

 NetSuiteの全社展開も、混乱することなくスムーズに進んだ。特にスマートフォンの操作に慣れた社員にとっては、業務効率だけでなくワークスタイルの観点からも良い効果が得られている。

CRM機能を利用した顧客管理も開始

 NetSuiteには、財務会計や販売管理と行ったERPの機能に加え、顧客を管理するCRMの機能も備えている。プレキシオンの医療機器は10年以上にわたって医療の現場で使われるため、販売後の保守サービスなどきめ細かいサポートを提供するためにもCRMによる顧客管理が必要だ。そこで同社では、米国を皮切りにNetSuite CRMの活用も始めている。

 プレキシオンでは米国でのビジネスが軌道に乗ったのちに、欧州へ進出する計画だ。その際にも地域や拠点、利用ユーザーの広がりによるキャパシティを意識する必要のないクラウドERPのNetSuiteならば、短期間のうちに現地に適応する基幹システムを導入できる。これは本格的なグローバル展開を控えた同社にとって、強い武器になると今田氏は考えている。

 さらに将来的には、NetSuiteに蓄積されたデータをリアルタイムに分析し、経営に役立てていく計画も持っている。NetSuiteは今後も、グローバル展開を進めるプレキシオンのスピード経営を支えていくことになるだろう。

提供:ネットスイート株式会社
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