Blu-ray discとは
(ブルーレイディスク,BD,ブルーレイ,Blu-ray Disc Format,)
Blu-ray discとは、2002年2月に規格が策定された、青紫色レーザーを用いてデータの読み書きを行う光ディスクの規格のことである。
Blu-ray discは、ソニーやPhilips Electronics、松下電器産業などによって策定された。
ディスクのサイズは直径12cmで、CDやDVDと同一である。
Blu-ray discが利用する青紫色レーザーは、光の波長がきわめて短く、前世代の光ディスク規格であるDVDに比べて半分以下のトラックピッチでデータを記録することができる。
記録面の多層化を利用し、片面2層式ディスクで記録すれば、DVDの約5倍という大容量化を実現している。
片面単層記録で25GB、片面2層記録で50GBまで記録可能である。
Blu-ray discは、デジタルハイビジョン放送のような高画質・大容量の映像に対応する規格として策定された。
DVDでは収録できないハイビジョン映像でも、Blu-ray discの記憶容量ならば数時間の記録が可能である。
データ転送レートは54Mbps~144Mbpsとなっており、現在のBSデジタル放送などで採用されているハイビジョン放送の転送レートである24Mbpsを大きく上回っている。
Blu-ray discには、CDやDVDと同様に、読み書きが可能か否かによって複数の規格に分かれている。
それぞれ、読み出し専用のディスクは「BD-ROM」、追記型は「BD-R」、書き換え型は「BD-RE」と呼ばれている。
2006年に発売された家庭用ゲーム機のPLAYSTATION 3では、ゲームソフトのメディアとしてBlu-ray disc(BD-ROM)が採用されている。
なお、Blu-ray discの規格そのものにはCDやDVDの再生機能は含まれていないが、市販されているBlu-ray disc対応製品のほとんどはCDやDVDの再生にも対応している。
用語解説出典
powered by. Weblio