CNG

用語の解説

CNGとは

(シーエヌジー,)
CNGとは、Microsoftが開発し、Windows Vistaにおいて初めて導入された、暗号化のためのAPIのことである。
CNGは、Windowsにおいて1990年代半ばから用いられてきたCryptoAPIの次世代版として開発された。 CryptoAPIで利用できる機能は完全にサポートしつつ、より柔軟な暗号化の利用、または、制御を行うことが可能となっている。 例えば、CNGでは、CPUの動作モードのうち、無制限に操作が可能なカーネルモードと、特定の操作に対して制限を持つユーザーモードの両方において、初めて共通した暗号化機能の利用を実現している。 また、楕円曲線暗号(ECC)や、ユーザーによる独自の暗号化アルゴリズムなどもCNGでは利用することが可能となっている。 適正なキーの使用により、情報セキュリティ国際評価基準(Common Criteria)にも準拠する。 CNGは、2008年9月現在、Windows Vistaと、Windows Server 2008などのOSに実装されている。 今後長期的に、CryptoAPIからCNGへの置き換えが進められていくと発表されている。

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