Intel Core Duo

開発コード名は「Yonah」（ヨナ）だった。 Centrinoに搭載されていたシングルコアのマイクロプロセッサ「Pentium M」に替わる製品として登場した。 デュアルコアに進化したということで、設計も全面的に刷新されている。 Intel Core Duoはデュアルコアプロセッサであることを最大の特徴とし、マルチタスク処理やマルチスレッドのアプリケーションに最適化して設計されている。 たとえば高画質な画像の処理や大量の演算処理を行い、バックグラウンドで音楽をダウンロードしたりウィルスチェッカーの実行をしたりといった、負荷の高いアプリケーションの複数同時実行もスムーズに行うことができる。 また、Intel Core Duoは、「インテル ダイナミック・パワー・コーディネーション」と呼ばれる機能によって、電力供給が必要なプロセッサ領域にのみ限定的に電力供給を行うことが可能となっている。 これによってノートパソコンのバッテリー持続時間が向上している。 ほかにも、2次元、3次元の画像をモデリングしたり、ビデオの編集、MIDIの編集、デジタルフォト、あるいはCAD関係やゲームなど、大量の浮動小数点演算を必要とするアプリケーションのパフォーマンスを向上させたり、キャッシュ機能の進化によってパフォーマンスや応答性を向上させたりと、さまざまな面での進化が図られている。 Intel Core Duoは2006年1月に正式発表された。 Apple社がいち早くIntel Core Duoを搭載したパソコン「MacBook Pro」を発表している。