Jetデータベースエンジン

用語の解説

Jetデータベースエンジンとは

(ジェットデータベースエンジン,Jetエンジン,Microsoft Jet,Jet Database Engine,)
Jetデータベースエンジンとは、Microsoft社が開発したリレーショナルデータベース用のデータベースエンジンの一種である。
同社のデータベースソフト「Microsoft Access」などで標準的に使用されている。 通常、データベースエンジンはデータベースサーバー上で動作するソフト(データベースソフト)の一部の機能となっている。 データベースソフトは、クライアント側のリクエストをデータベースエンジンを使用してサーバー側で処理し、その結果をクライアントに返す。 これに対して、Jetデータベースエンジンではクライアント・サーバーの構造を持っておらず、ローカルでのみ動作するという特徴がある。 Jetデータベースエンジンで、リモートマシン上にあるデータベースにアクセスした場合、処理はリモートマシン上ではなくデータをコピーしたローカルマシン上のJetエンジンで行われるようになっている。 Jetデータベースエンジンは1992年に初めて発表された。 Microsoft Accessをはじめ、Microsoft Exchange ServerやVisual Basic、Excelのスプレッドシートなどにも対応する汎用のデータベースエンジンとして拡張されている。 Jetデータベースエンジンはローカルで動作する仕組みを持っているため、Microsoftのデータベースエンジンの中でも比較的小規模なデータベース向けであるといえる。 大規模なリレーショナルデータベースを管理する場合には、MicrosoftのSQL Server 2005 Express Editionなどのような、クライアント・サーバー方式のデータベースが使用される。 SQL Server 2005 Express EditionではデータベースエンジンにMSDE(Microsoft Desktop Engine)が搭載されており、MDAC(Microsoft Data Access Components)と呼ばれるコンポーネント群によってクライアントとサーバーが通信する仕組みをとっている。

用語解説出典   powered by. Weblio

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