Lモード

用語の解説

Lモードとは

(Lモード)

 NTT地域会社(NTT東日本・西日本)による、電話回線やISDN回線を通じた情報提供サービス。

 NTTドコモが同社の携帯電話向けに提供している「iモード」サービスの固定電話版で、コンピュータを内蔵した専用の電話機を回線に接続することにより利用する。 パケット課金制のiモードと違い、Lモードでは回線交換方式によってサービスを提供するため、最寄りの専用アクセスポイントまでの通話料金は音声通話と同様の体系(3分あたり8.5円~20円程度)で課金される。

 Lモードに対応した電話機には液晶ディスプレイと、操作用のいくつかのボタンが付属している。

 Lモードに対応したWebサイトの構築には、iモード同様、HTMLを簡略化したCompact HTML風のマークアップ言語を利用する。 このため、同じくCompact HTML風の言語で記述されるiモード向けに作成されたサイトは、そのまま表示できる。 NTT地域会社が公認した「公式サイト」は、同社の提供する公式メニューに掲載されたり、課金代行サービスを受けられるといった点は、iモード公式サイトと同様である。

 公式サイトは、家庭に設置され幅広い層が利用する固定電話の特性を生かして、iモードと比べて地域密着型の情報に重点がおかれている。

 インターネットを通じて電子メールが送受信できるサービスも提供され、最大2,000文字までのメールに対応する。 このほか、Lモード独自の機能として、FAXを内蔵した端末で情報を印字する機能や、ISDN回線による32kbpsのデータ通信(アナログ回線からはiモードと同等の9,600bpsとなる)機能が用意される。

 Lモードでは、家庭の電話機をまず東京と大阪に設置されたLモードセンターに接続し、Lモードセンターとインターネットを接続する形でサービスが提供される。 このうち、各電話局に設置されたアクセスポイントから東京と大阪に設置されるLモードセンターまでの通信は県境を越えて行われるため、NTT地域会社はこの部分の通信をIIJとNTTPCコミュニケーションズに委託する形で認可を申請した。 しかし、ローミング通信でサービス提供する部分もLモードサービスとして一体化されているとして、KDDIと日本テレコムがNTT法違反であるとして激しく反発したため、総務省の事業認可が大幅に遅れることになった。

 このようなトラブルがあったためにLモードのサービスインは遅れたが、最終的には電話局からLモードセンターまでの通信料をIIJ・NTTPCコミュニケーションズが個別に設定すること、Lモードのメインメニューを他社に開放することなどで妥協が図られ、サービスインにこぎつけたという経緯がある。 最終的にサービスが開始されたのは2001年6月である。

用語解説出典   powered by. IT用語辞典 e-Words

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