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MODチップ

用語の解説

MODチップとは

(MODチップ)

 家庭用ゲーム機をはじめとした電化製品に取り付け、CD-Rにコピーしたソフトを再生するなど、メーカーが想定していない(あるいは意図的に制限している)機能を実行させるためのプログラマブルICチップ(PICチップ)。

MODは「MODify」「MODification」の頭文字と言われる。

 「MODチップ」の語が広く知られるようになったのは、ソニーの家庭用ゲーム機「Play Station」に取り付けて、CD-Rにコピーしたゲームを遊べるよう改造するMODチップが広く流通したことが契機となっている。

 最近の家庭用ゲーム機は、ゲームソフトの書き込み型光ディスクによる不正コピーを防止するため、特殊な加工を施したり特殊な情報を埋め込んだ専用のディスクしか再生できないようになっている。 MODチップはこの特殊な情報をCPUに認識させることで、この制約を回避している。

 建前上は、「CD-Rにコピーしたものを使うことでオリジナルのゲームディスクを保護する」という目的があるが、実際には不正コピーされたゲームが流通しており、家庭用ゲーム機業界各社が対策技術を講じはじめている。 また、業界の働きかけにより、不正競争防止法の改正施行に「コンテンツ提供事業の存立を危うくする、管理技術を無効化する迂回機器・プログラムの取引を防止」が規定された。

 MODチップは1999年頃まで電気街や通信販売などで売買されていたものの、1999年10月の不正競争防止法の改正施行により、表立っては売買できないようになった。 しかし、同法で規制されているのはMODチップの販売に対する罰則規定のみで、製造や個人での使用は特に問題とはされない。

 最近ではほとんどの光ディスク(CDやDVD)を記憶媒体とした家庭用ゲーム機用のMODチップが開発されており、業界側はこれに対抗して各国でMODチップ製造会社をデジタル著作物保護を楯に提訴している。

 各国での判決には微妙な差異があり、2002年7月にカナダでMODチップの製造、販売に対し有罪判決がなされたものの、同時期にオーストラリアではPlay Station 2の保護機能をMODチップが無効化するすることは「合法的な行為までも妨げるため」技術的保護対策には該当しないとの判決が下され、各国の著作権保護法律の差異により微妙な対応の違いを生み出している。

用語解説出典   powered by. IT用語辞典 e-Words

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