OAI-PMH

用語の解説

OAI-PMHとは

(Open Archives Initiative メタデータ・ハーベスティング・プロトコル,OAIプロトコル,)
OAI-PMHとは、データの自動収集によってメタデータを交換するためのプロトコルの名称である。
OAI(Open Archives Initiative)によって開発が進められている。 単にOAIプロトコルなどと呼ばれることも多い。 OAI-PMHはXMLの形式を用い、HTTPプロトコル上でクライアントとサーバ間のデータ転送を行っている。 システムが自動的にデータを識別してメタデータの収集を行う作業は「ハーベスティング」と呼ばれ、ハーベスティングを行うクライアントシステムは「ハーベスタ」と呼ばれている。 また、メタデータをハーベスタに提供するサーバーは「リポジトリ」と呼ばれている。 OAI-PMHを利用することにより、特定のアプリケーションに依存することなく、自動的にメタデータを交換することができる。 OAI-PMHを採用している代表的なものとしては、国立国会図書館デジタルアーカイブがシステム間連携手段として採用している例や、検索エンジン大手のGoogleがサイトマップを記述するプロトコルとして採用している例などを挙げることができる。 2007年1月現在の最新バージョンは、2002年に発表されたバージョン2.0である。 なお、日本では国立情報学研究所(NII)がドキュメントの日本語翻訳作業を進めている。

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