ReadyBoost

用語の解説

ReadyBoostとは

(レディブースト,Windows ReadyBoost,)
ReadyBoostとは、Microsoftが開発したメモリ拡張技術で、フラッシュメモリなどの記憶装置をキャッシュメモリとして扱う技術のことである。
Windows Vista(開発コード名「Longhorn」)で初めて搭載された。 ReadyBoostでは、パソコンに接続された外付け型の記憶装置をパソコン内のキャッシュメモリと同様のメモリ領域として用いることができる。 これによって、通常はハードディスク(HDD)に退避させていたデータもフラッシュメモリ上に保持することが可能となり、従来の数倍の速度でデータを読み出すことができるようになる。 ReadyBoostでデータを書き込む際、データはあらかじめHDDに書き込まれてからフラッシュメモリにコピーされるという手順がとられるので、仮にパソコンからデバイスが突然抜かれたとしても、データを安全に保持できる。 また、ReadyBoostで扱うためにフラッシュメモリにコピーされるデータは暗号化が施されているため、取り外されたフラッシュメモリから情報が盗まれることもない。 ReadyBoostに対応しているデバイスは、USB 2.0接続のフラッシュメモリや、SDカード、CompactFlashなどがある。 とりわけメモリの増設が容易でないノートパソコンなどにおいて、ReadyBoostは効果を発揮すると言われている。 なお、ReadyBoostと並ぶWindows Vistaの高速化技術としては、SuperFetchがある。 SuperFetchでは、ユーザーのパソコンの使用パターンに基づき、頻繁に使用するファイルやアプリケーションをあらかじめメモリに読み込んでおくことで高速化を図ることができる。

用語解説出典   powered by. Weblio

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