SOAP

用語の解説

SOAPとは

SOAPとは、遠隔地にあるコンピューターのプログラムやデータにアクセスするためのプロトコルのことである。
インターネット上に公開された認証機能や課金機能といった個々の機能を呼び出すために用いられる。 SOAPはXMLやHTTPなどをベースとしている。 XMLで記述したエンベロープ(封筒)と呼ばれる付帯情報が付いたSOAPメッセージが、HTTPやSMTPなどのトランスポート層に属するプロトコルで交換される。 サービスを利用するクライアントと、サービスを提供するサーバーの双方が、SOAPの生成と解釈を行うエンジンを持つことで、異なる環境間でも機能が呼び出せるようになっている。 ちなみに、SOAPメッセージの生成エンジンは「SOAPプロキシ」、解釈エンジンは「SOAPリスナー」と呼ばれることもある。 SOAP 1.0では実際にデータの送受信に用いることのできる下位プロトコルはHTTPのみとなる。 バージョン1.1では、HTTPやSMTP、FTPなどの、すでに広く普及しているプロトコルから選択できるようになっており、企業間で利用する場合でもファイヤーウォールなどを安全に通過させることができる。 SOAPによって外部からの利用が可能な、部品化されたWebベースのアプリケーションソフトが、Webサービスと呼ばれる。 特に、インターネット上で各社が提供しているWebサービスを収集し、誰でも検索・照会できるようにするWebサービスは、UDDIと呼ばれる。 SOAPは、MicrosoftやUserLand Software、Developmentorの各社を中心として開発され、W3Cに提出されている。 IBMやLotusなど、大手ソフトウェアメーカーも自社製品での対応を表明している。 なお、「SOAP」の名称は元々「Simple Object Access Protocol」の頭文字とされ、後に「Service Oriented Architecture Protocol」の頭文字であるという解釈も提示されたが、現在では「SOAP」は何かの略称ではなく単に「SOAP」である、という見解に至っている。

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