System V

用語の解説

System Vとは

(SystemV)

 AT&T社が、同社(当時)のベル研究所(Bell Laboratories)で開発された初代UNIXから派生する形で開発した商用のUNIXシステム。

 現在では「System V系UNIX」のように、UNIX互換OSの系統をあらわす語として使われ、カリフォルニア大学バークリー校(UCB:University of California, Barkeley)が開発したBSD系UNIXと並ぶ、UNIX系OSの二大系統のひとつである。

 1983年に最初のバージョンであるSystem V Release 1(SVR1と略記されることが多い)がリリースされ、オリジナルのSystem VはSVR4.2まで開発された。

 OSのインターフェイス仕様はSystem V Interface Definition(SVID)として定義されており、POSIXなどと並んでUNIX系OSの標準を定めた仕様の一つとなっている。

 System Vの権利は「UNIX」商標の権利とともに、AT&TからUSL社に移動し、USL社を買収したNovell社に移った。 その後、Novell社はUNIX部門をSanta Cruz Operations(SCO)社に売却し、同部門はさらにLinuxシステム開発を手がけるCaldera Systems社に売却された。

 System VはBSDと比較して新機能の実装やチューニングはBSDに遅れる傾向があったが、商用ゆえの安定性・スケーラビリティに優れる設計となっていた。

 その後、機能面でもBSDから多くを取り込み、BSD系と大きく遜色ない水準に達した。

 現在リリースされているUNIX系OSのうち、Sun Microsystems社のSunOSやSolaris、Hewlett-Packard社のHP-UXなど、商用ベースの製品の多くがSystem V系統である。

用語解説出典   powered by. IT用語辞典 e-Words

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