TKIP

用語の解説

TKIPとは

(ティーキップ,)
TKIPとは、Wi-Fiなどの無線LANで利用されている暗号化プロトコルの一種で、パケットごとに暗号鍵を自動生成する方式のプロトコルのことである。
TKIPは、それまで無線LANにおける標準的な暗号化方式だったWEP(Wired Equivalent Privacy)の暗号化プロトコルと同様、RC4と呼ばれるストリーム暗号をベースとしている。 暗号に用いるデータ幅がWEPの24ビットから48ビットへ拡張されており、それぞれのパケットに異なる暗号鍵が自動生成される点を特徴としている。 WEPでは、パケットの暗号鍵は比較的単純なものであったために、暗号が解読されやすいという難点があったが、TKIPではパケットの暗号を解読してデータを盗み見ることがはるかに困難となっている。 TKIPは、無線LANの暗号化方式であるWPA(Wi-Fi Protected Access)の暗号化プロトコルとして採用されており、無線LANのセキュリティ仕様であるIEEE 802.11iなどに搭載されている。 なお、従来のWEPにのみ対応するWi-Fi機器でも、ファームウェアを更新すればWPAを利用できるという利点がある。

用語解説出典   powered by. Weblio

CNET Japan

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 経営

    風向きが変わった「Microsoft 365」のデータ保護戦略、最適なバックアップ対策の進め方

  2. セキュリティ

    2023年のサイバー脅威予測!注目すべき新たな攻撃トレンド「CaaS」という恐るべきビジネスモデル

  3. 経営

    5分でわかる、レポート作成の心得!成果至上主義のせっかちな上司も納得のレポートとは

  4. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  5. 経営

    「脱PPAP」で三井ホームが導入、先進機能が統合されたメールセキュリティ対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]