Windows系OS

用語の解説

Windows系OSとは

(ウィンドウズケイオーエス)
Windows系OSとは、Microsoftが開発したオペレーティングシステム(OS)のシリーズのことである。
最初のWindows系OSは、1985年に発売されたWindows 1.0である。 当初はMS-DOSにグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)環境を追加するための拡張ソフトウェアであった。 Windows 95以降、Windowsは独立したソフトウェアとして機能するようになる。 Windows系OSは、1990年に発売されたWindows 3.0と、1993年に発売されたWindows 3.1によって普及し、PC/AT互換機用の標準OSとして定着した。 Windows 3.1の後継として1995年に登場した、Windows 95、1998年のWindows 98では、店頭販売される一般向けPCへのプリインストール販売などによって市場シェアを拡大し、PC向け標準OSとしての地位を不動のものとした。 2007年現在、OSの市場全体に対するWindows系OSのシェアは、90%以上になるといわれている。 Windows 3.1以降、Windows 95、Windows 98と続く流れ(Windows 9x系OS)と並行して、Microsoftはサーバ・ワークステーション用OSとしてWindows NTを発表した。 Windows 9x系OSがそれまでのWindowsをベースとしており、16ビットの命令を使用している「16ビットOS」であるのに対して、Windows NTは純粋に32ビットの命令のみを使用した「32ビットOS」として開発された。 Windows NTの登場以後、Windows XPの登場まで、Windows系OSは「9x系」と「NT系」というアーキテクチャの違う2系列の製品を連ねていくことになる。 ただし、Windows NTとWindows 9xはWin32という共通のAPIをサポートしているため、Windows 9xで動作する多くのアプリケーションソフトはそのままWindows NTでも動作する。 その後、Windows NT系のOSであるWindows 2000から、Windows 9x系の機能も豊富に取り入れるようになり、Windows 2000の後継にあたるWindows XPでは、完全にWindows 9x系とWindows NT系が統合された。 2006年末に発表されたWindows Vista(開発コード名「Longhorn」)では、各エディションごとに32ビット版と64ビット版の両方が用意されている。 また」、PC向け以外にも、サーバ用のOSであるWindows Server 2003や、情報家電や組み込み機器向けのWindows CE、Windows XP Embeddedなどが提供されている。

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