XML Schema

用語の解説

XML Schemaとは

(エックスエムエル スキーマ)
XML Schemaとは、構造化文書を記述するためのマークアップ言語について、その概容(スキーマ)を定義する言語であるスキーマ言語の中でも、XML文書の構造を定義する言語のことである。
XML Schemaは2001年5月にW3Cによって勧告された。 XMLはマークアップ言語を作成するための言語(メタ言語)であり、それ自身では個々のタグの意味や関連性などが定義されていない。 XMLを用いて実際に文書を作成するには、文書中で用いられるタグや属性がどのようなものであるのかを、具体的な構造として定義しなければならない。 XML Schema以前にXMLで用いられてきたスキーマ言語は、DTDと呼ばれる、XMLの母体となったSGML言語で用いられてきたスキーマ言語であった。 しかし、DTDではデータ型が定義できなかったり、あるいはDTDの文法がXMLとは特に関係ないものであったりと、様々な点で困難が指摘されていた。 その点、XML Schemaは、XMLと同じ文法を持っており(スキーマ自体がXMLで記述されているから)、またデータ型の定義や名前空間(XML名前空間)が扱えるなど、XMLの機能を最大限に引き出せるものになっている。 なお、XML Schemaと同様の技術にRELAXと呼ばれる仕様がある。 RELAXは日本で開発されたもので、XML Schemaに劣らない記述性と構造のシンプルさをかね備えているといわれ、国際標準化機構(ISO)の標準となることを目指して普及活動が推進されている。

用語解説出典   powered by. Weblio

CNET Japan

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]