アセンブリ

用語の解説

アセンブリとは

(assembly)
アセンブリとは、Microsoft .NET Frameworkの環境における、アプリケーションなどの管理単位となるコンパイル済みのコード群のことである。
アセンブリは、Windowsにおける実行ファイルであるdll、および、exeファイルの書式であるPEフォーマットに従うもので、その中に配置、バージョン、セキュリティに関する情報やその他のメタデータを含んでいる。 .NET Framework環境では、アプリケーションはコンパイル後にCIL(Common Intermediate Language)と呼ばれる中間言語にコンパイルされ、ランタイム環境であるCLR(Common Language Runtime)が持つJITコンパイラ(Just In Time Compiler)を用いて機械語に変換され、VES(Virtual Execution System、仮想実行システム)で実行される。 開発者は、アセンブリを作成する際、そのアセンブリに開発者をユニークに識別する署名を付与することができる。 この場合、ファイルが例え上書き、あるいは、変更されたとしても、正しい組み合わせかどうかを適切に検出することができる。 また、利用するライブラリのバージョンの違いによって生じる不具合(いわゆる「DLL地獄」)を解消することができる。 アセンブリには、前提とするCLRのバージョンにより、バージョン1.1、2.0などの区別があるため、インストールにあたり、CLRのバージョンとの整合性を意識する必要がある。

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