イエローブック

用語の解説

イエローブックとは

(Yellow Book)
イエローブックとは、CD(コンパクトディスク)の規格のうち、CD-ROMの規格に関する仕様書の通称である。
名称は、仕様書の表紙の色に由来するとされる。 イエローブックには、1985年に発表された「Mode1」と、1991年に発表された「Mode2」がある。 Mode1では、一般的なCD-ROMの仕様が規定されている。 他方、Mode2では、CD-ROMの中でも音声や映像を記録するために拡張された「CD-ROM XA」(Compact Disc Read Only Memory eXtra Audio)の規格がまとめられている。 具体的な違いとしては、CD-ROMが文書などのデジタルデータを記録するために強力な誤り訂正の機能を備えていたのに対し、CD-ROM XAでは、音声や映像といたより多くのデータを記録することができるようにCD-ROMに比べると誤り訂正が弱く設定されているという点を挙げることができる。 CDの最初の仕様であるCD-DAの仕様書は、レッドブックと呼ばれている。 イエローブックは、レッドブックの最初の拡張仕様として策定された。 レッドブックやイエローブックの他にも、CD-R、CD-RWのオレンジブックなど、CDに関する仕様書として計8色の仕様書がある。 これらを総称してカラーブックということもある。

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