インサーキットエミュレータ

用語の解説

インサーキットエミュレータとは

(インサーキットエミュレータ)

 CPUの代わりにターゲットシステムに装着して、ハードウェアやソフトウェアのデバッグを支援するための装置。

基本的にはICE用に特別設計されたCPUを使用する。  ICEでは命令のステップ実行やブレークポイントの設定、CPU内のレジスタやメモリ内容の確認などが行なえる。 通常のソフトウェアブレークポイントやステップ実行トレースによるデバッガとの違いは、ICEならば速度低下を起こさずに、CPUをデバッガなしのときと同じ速度(つまり最高速度)で実行させられることである。 トレースできる命令にも制限がなく、任意の時点で停止させられるし、データI/Oもトレースできる。 組み込み用システムの開発では必須のツールである。  ただしi386以降のプロセッサでは、デバッグレジスタを使ったブレークポイントおよびメモリアクセストラップ機能が用意されているので(最大4つまで同時に設定可能)、一般のユーザーアプリケーションならばICEの必要性はそれほど高くない。 ただしシステムプログラムの開発には威力を発揮する。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

CNET Japan

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]