インパク

用語の解説

インパクとは

(インパク)

 2001年を「新千年紀出発の年」と位置づけたうえ、政府主催で2000年12月31日から1年間実施されるインターネット上での記念行事。

「インターネット博覧会~楽網楽座(らくもうらくざ)」の略称。 国、地方自治体、企業、NPO(非営利組織)などが、国の用意したサーバを中心にさまざまなテーマの「パビリオン」を設けたり、国内および国外から募集したアイデアを使ってインターネット上で多様な行事を行なう。 政府の経済新生対策の目玉行事でもある。

 具体的な内容としては、国が博覧会のバーチャル会場となるサーバを用意し、各参加者(国、地方自治体など)が、国民から公募された行事テーマを元にパビリオン(コンテンツ)を作成する。 入場者はゲートウェイとなるURL(http://www.inpaku.go.jp)より目的の各パビリオンへ移動することができる。 また、これと連動して現実のイベントが各地で多数開催される予定。

 1999年12月の報道発表資料によれば、インパクは、I. オリンピックなどに匹敵する国際行事を作り出し、21世紀に残す、II. 日本のインターネット技術を飛躍的に普及・発展させ、経済的にも安価なものとする、III. IT技術の普及とコンテンツの開発、蓄積を全国レベルで進める、IV. IT産業とPCの需要拡大により産業経済の好況を生む、V. バブル崩壊以降の沈滞ムードを吹き飛ばすを目的にしている。 とはいえ、東京都が財政事情により不参加を決めたり、そもそも国家予算の無駄遣いという意見があったりと冷めた一面もある。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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