ウインドウマネージャー

用語の解説

ウインドウマネージャーとは

(window manager)
ウインドウマネージャーとは、ウィンドウの飾り付けや位置関係、大きさ、操作方法などを管理するプログラムのことである。
UNIX環境下でGUIを提供するX Window Systemのために開発された、フロントエンドプログラムで、ユーザーの気に入ったGUIを選択することができる。 代表的なウィンドウマネージャーとしては、uwm、twm、ctwm、tvtwm、vtwm、mwm、AfterStep、fvwm2、fvwm95、GNOME、KDE、Window Makerなどがある。 従来の手続き型のプログラミング言語では、GUIを開発するのには大変な困難が伴った。 というのも、ここのウィンドウを開いたり閉じたりする処理や、構成要素であるボタンやスクロールバーなどをマウスで変化させる処理に対して、グラフィックな描画関数を並べて実現するだけでも多くのコーティングを必要とするのにもかかわらず、その結果として実行される処理の記述は、単純なジャンプ処理だけでは到底実現できないようなものであったからである。 そこで、大半のGUIシステムではOSカーネルとアプリケーションとの間に、GUI部品の描画処理を提供したり、操作に対して関連する各プログラムモジュールにメッセージやイベントを送り届ける処理を提供するウィンドウマネージャーがあらかじめ用意されている。 例えば、ウィンドウズでは、ウィンドウマネージャーもOSカーネルも、アプリケーションから見た場合には一つのものになるように設計されている。 なお、初期のウィンドウズSDK(Software Development Kit)では、C言語からも呼び出せるような関数群としてAPIが提供されていたが、その後オブジェクト指向プログラミングのクラスライブラリとして整備されることになった。

用語解説出典   powered by. Weblio

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