オブジェクトデータベース

用語の解説

オブジェクトデータベースとは

(オブジェクト指向データベース,object database,ODB,object-oriented database,OODB,)
オブジェクトデータベースとは、オブジェクト指向プログラミングにおけるオブジェクトの概念を取り入れたデータベースのことである。
オブジェクトデータベースは、データそのものと、そのデータの処理方法をひとつのオブジェクトとしてデータベースに格納している。 データが表の形式で格納されているリレーショナルデータベース(RDB)に比べ、複雑なデータ構造を高速に処理することが可能であるといわれている。 とりわけ、画像などのマルチメディアデータの管理や、テキストや音声、動画、といった多様な形式のデータをまとめて管理する場合には、オブジェクトデータベースが適しているとされる。 オブジェクトデータベースの多くは、C++やJavaなどのオブジェクト指向プログラミング言語と密接に連携している。 オブジェクト指向プログラミング言語と同じデータモデルを採用することによって、それらの言語で書かれたアプリケーションとの間でオブジェクトを共有することができるようになっている。 オブジェクト指向データベースを扱うためのデータベース管理システムは、特にオブジェクトデータベース管理システム(ODBMS)と呼ばれている。 代表的なODBMSの製品としてはCachéやObjectStoreなどがある。 なお、従来のRDBにオブジェクト指向のデータ型やメソッドを追加して開発されたデータベースは、オブジェクト関係データベース(ORDB)などと呼ばれている。

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