キャッシュサーバ

用語の解説

キャッシュサーバとは

(キャッシュサーバ)

 インターネットに公開されるコンテンツのコピーを蓄積しておくサーバ。

ユーザーの「近くに」設置することで、接続要求ごとにオリジナルコンテンツへアクセスするという無駄を回避し、レスポンスの向上とトラフィックの低減を図る。

 キャッシュサーバの形態は、大きく2種類に分けられる。 まず、LANのクライアントからの接続要求に対してキャッシュ(コピーされたコンテンツ)を提供する「フォワードプロキシキャッシング」である。 一般にLAN環境では、クライアントの接続を代理するプロキシサーバが設置されているが、同時にこれがキャッシュサーバの役目をしていることが多い。 この種のキャッシュサーバとしては、SquidやDelegateが一般的。

 また、インターネットが普及した現在、人気ポータルなど、特定のサイトに膨大なトラフィックが集中するようになった。 こうしたサイトでは、オリジナルのWebサーバですべての接続要求を処理するのではなく、キャッシュサーバを使って処理を分散し、サーバの負荷を軽減している。 こういった用途に使われるのが「リバースプロキシキャッシング」である。 これは、フォワードプロキシとは逆にキャッシュ機能をWebサーバ側に実装し、外からの接続要求に応えるものである。 製品としてはインクトゥミやインフォリブリア、ノベル、シスコ、ネットワークアプライアンスなどのものが有名で、またインテルはインクトゥミのキャッシュサーバをベースにしたキャッシュアプライアンスを発売している。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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