スクリプト言語

用語の解説

スクリプト言語とは

(スクリプトゲンゴ,script language,scripting language,)
スクリプト言語とは、プログラミング言語のうち、プログラムの記述や実行を比較的簡易に行うことができる言語の総称である。
非常に多くの場合、スクリプト言語はインタープリタ型言語であり、コンパイラ型言語に比べて実行までの処理の手間がかからないという特徴を持っている。 また、他のプログラミング言語に比べると、英語のような自然言語に近い記述を用いてプログラミングすることが可能であり、習得が比較的容易であるとされる。 スクリプト言語の中には、デスクトップアプリケーションで処理を自動化するために用いられるマクロ言語なども含まれるが、通常、スクリプト言語と言った場合は、Webブラウザ上で動作する簡易プログラムを記述するための言語を指す場合がほとんどである。 代表的なスクリプト言語としては、JavaScript、Perl、Python、PHP、Rubyなどを挙げることができる。 JavaScriptは、Webページにおいてインタラクティブ性を実現するための手法として注目され、Ajaxを実現するための要素技術の一つとしても用いられている。 かつては、セキュリティ上の脆弱性の観点からユーザー側での利用を制限される場合もあったが、セキュリティ関連技術の向上に伴い、ページ遷移を伴わずに(非同期で)画面を描き直せるといった利便性が再評価され、最近ではWebアプリケーションの開発言語として盛んに採用されている。 なお、パソコン上で用いられるスクリプト言語としては、1987年に登場したHyperTalkが最初期に注目された言語であるとされる。 HyperTalkは、Mac OS用ソフトウェアであるHyperCardに搭載され、ハイパーテキストをさまざまにコントロールすることを可能とした。 また、HyperTalkの影響を受けて開発され、Mac OSに標準搭載されたAppleScriptは、Mac OS上のアプリケーションソフト間のデータ連携や自動処理を容易に行うことができ、ユーザーに高く評価された。 ちなみに、日本語プログラミング言語として無償配布されている「なでしこ」もスクリプト言語である。

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