ダンピング抵抗

用語の解説

ダンピング抵抗とは

(ダンピングテイコウ,ダンプ抵抗,ダンパ,damping resistor,)
ダンピング抵抗とは、電子回路において、LC共振回路の共振の鋭さ(Q)を抑制することによってノイズを減衰させるための電気抵抗のことである。
ダンピング抵抗は、回路の帯域幅や過渡特性、位相特性などを改善することができるため、信号のスイッチングノイズや電磁波ノイズの低減、オーバーシュート・アンダーシュートを抑制などが可能となる。 ダンピング抵抗の抵抗値は数十Ω程度であり、回路内で共振回路と並列に接続される。 ダンピング抵抗を回路に組み入れることによって、わずかな信号の遅延が生じるが、電気信号の強弱を緩やかにすることができる。 ダンピング抵抗は、ノイズ低減の目的の他にも、LC共振回路に過剰な電流が流れ込んだ際に半導体などの部品を破損させることがないように振動を抑える効果がある。 こうした目的でダンピング抵抗が使用されるケースも多い。

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