データベース言語

用語の解説

データベース言語とは

(データベースゲンゴ,データベース照会言語,データベース問イ合ワセ言語,database language,)
データベース言語とは、データベースに対して、データベースの作成や削除、あるいは、情報の登録、検索、更新、削除などといった操作を行うために用いられる言語のことである。
データベースには、あるデータが整然と管理された状態で蓄積されており、その内部構造は隠蔽したままで、ユーザーからの問合せに対して適切な情報を取り出せるようになっている。 この時に、データベースに対して問合せを行うための命令として、データベース言語が提供されていうる。 データベース言語を用いることで、アプリケーションレベルの処理を適切に指示することができる。 現在、最も多く利用されているデータベースは、リレーショナルデータベース(関係データベース)と呼ばれるタイプのものである。 リレーショナルデータベースに対し問合せを行うデータベース言語としては、SQL(エスキューエル)が標準となっている。 データベース言語の要素の分類として、データの新規作成や削除を行うデータ定義言語(DDL)、作成済みのデータに対する操作を行うデータ操作言語(DML)、権限などの管理を行うデータ制御言語(DCL)などがある。 例えば、SQLにおけるDDL(データ定義言語)には、新規データ作成を行う「CREATE文」、既存データを破棄する「DROP文」、既存データの変更を行う「ALTER文」などがある。 また、DML(データ操作言語)には、検索の「SELECT文」、挿入の「INSERT文」、更新の「UPDATE文」、挿入の「DELETE文」などがある。 権限管理などに用いるDCLとしては、権限を与える「GRANT文」と、権限を剥奪する「REVOKE文」などがある。 データベース言語は、さまざまなアプリケーションから利用されるため、標準化団体などにより仕様が標準化されている。 SQLも、当初はANSIによって、また1987年以降はISOによって、標準が管理されている。 データベースには、リレーショナルデータベースの他にも、XMLデータベースなどのように複数のタイプのものがあり、その種類によって標準的な操作言語の種類も異なる。 例えば、XMLデータベースには、XQueryという操作言語があり、その仕様はW3Cで標準化されている。

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