ハイシエラフォーマット

用語の解説

ハイシエラフォーマットとは

(ハイシエラフォーマット)

 '86年5月にPhilips、ソニー、Microsoft、DEC、Appleなどによって提案されたCD-ROMファイルシステムの標準化案。

メンバが初めて会合を開いたホテルの名前からこの呼び名がついた。

 ハイシエラフォーマットは特定のハードウェアやOSに依存しない共通フォーマットで、ボリュームと呼ばれるファイルセットの概念を導入することで、1枚のタイトル内に複数のボリュームを格納したり、逆に複数のCD-ROMタイトルで1つのボリューム(マルチボリューム)を実現したりできるようにした。 またピックアップのシークに伴うオーバーヘッドが大きいCD-ROMドライブの特性を考慮して、ファイルシステム内のディレクトリやファイルへのポインタをパステーブルとしてあらかじめ作り込んでおき、これをメモリにキャッシュするなどしてシークを極力行なわなくてもファイルアクセスができるようにしている。

 その後このハイシエラフォーマットに改良を加えたものが、ISO 9660として標準化された。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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