ハミングコード

用語の解説

ハミングコードとは

(ハミング符号,Hamming code,)
ハミングコードとは、誤り訂正符号の一つで、本来のデータに冗長な検査用ビットとして付加したものである。
1950年に発表された。 ハミングコードにより、1ビットの誤りであれば検出と訂正ができ、2ビットの誤りであれば検出ができる。 ハミングコードは、検査用ビット数をnとすると、2n - 1のビット数を持つ。 すなわち、本来のデータのビット数は2n - 1 - nである。 4ビットのデータ(d0~d3)に対する3ビットのハミングコード(p0、p1、p2)の求め方は次の通りである。 p0 = d0 xor d1 xor d3、p1 = d0 xor d2 xor d3、p2 = d1 xor d2 xor d3。 ハミングコードは、高速で高い信頼性を求められる用途にはあまり向かず、ECCメモリのような処理速度を要求されるが比較的エラーが起きにくい場面で使われる。 ちなみにハミングコードの名称は、情報工学者リチャード・ハミング(Richard Hamming)の名にちなんでいる。

用語解説出典   powered by. Weblio

CNET Japan

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]