フレッツ・ISDN

用語の解説

フレッツ・ISDNとは

(フレッツ・ISDN)

 NTT地域会社が提供するインターネット接続用の定額通話料サービス。

1999年7月に「IP接続サービス(仮称)」として試験サービスを開始し、2000年7月に「フレッツ・ISDN」として正式スタートした。 フレッツ・ISDNの月額料金4500円と、本サービス対応ISPの月額料金(2000円前後が多い)の合わせて月々6500円程度でインターネットの使い放題環境が実現する(別途ISDNの月額基本料も必要)。

 フレッツ・ISDNと通常のダイヤルアップ接続との大きな違いは、NTTの収容局(電話局)からISPまでの回線に電話回線網ではなく、「地域IP網」というIPネットワークを使っていることである。 1通話で1回線専有してしまう電話回線網を使わないことで、NTTが今まで想定していなかった、電話回線のつなぎっぱなしという状態に対応可能になったのである。 とはいえ、ユーザーからはダイヤルアップ接続とほとんど同じ方法で利用することができ、OCNなどで必要になるルータといった特別な装置や設定は必要ない。

 なお、収容局から地域IP網を使わずに直接ISPに接続するサービスも月額2900円で提供されているが、ISP側の負担が大きいため、実施しているISPはない。 また、2000年末にはNTT地域会社によるADSLサービスも開始予定であり、それに伴ないフレッツ・ISDNの月額料金が4500円から下げられると見られる。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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