ペルチェ素子

用語の解説

ペルチェ素子とは

(ペルチェソシ,サーモモジュール,半導体ヒートポンプ,Peltier device,)
ペルチェ素子とは、電流によって発熱・吸熱を制御することのできる半導体素子のことである。
ペルチェ素子は2枚の金属が張り合わされた構造をしている。 その接合面に電流を流すと、ペルチェ効果と呼ばれる現象によって、それぞれの面において発熱と吸熱が発生する。 片面から他面へと熱量が移動する。 ペルチェ素子の吸熱面を接触させることによって電子部品を冷却することができる。 また、かける電流や電圧によって温度を制御することが可能であり、逆に温度差の発生を電流に変換することもできる。 ペルチェ素子は、コンピュータのCPUや家電製品の冷却装置などとして使用されている。 小型であることや、ファンなどのように複雑で騒音を伴う機構を必要としないこと、ヒートシンクのように放熱を行うだけでなく周辺の温度以下まで冷却する効果をもっているといったメリットがあり、CPUの冷却装置を初めとして小型のワインクーラーや医療用の冷却装置などに採用されている。

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