ホームネットワーキング

用語の解説

ホームネットワーキングとは

(ホームネットワーキング)

 家庭内でネットワークを利用すること。

ネットワーク技術の普及と低価格化により、注目され始めた。 実態としてはLANの一形態であるが、特に一般家庭での利用を想定したネットワーク、あるいは家庭におけるネットワーク利用のことを指して「ホームネットワーキング」と呼ぶ。

 ホームネットワーキングが真剣に検討されるようになった背景には、家電製品が相次いでデジタル化されていることが挙げられる。 ビデオカメラやオーディオ機器などはもちろん、TV放送のデジタル化も間近に控えている。 家電機器がデジタル化され、デジタルデータが一般的に利用されるようになれば、それらの機器を相互接続してネットワーク化すれば、より便利になることが予想されるし、またネットワークで統合することで無用に複雑化してしまうことを避ける意味合いもある。 ただし、家電製品のネットワークという観点からは、設定や利用、あるいは配線作業が複雑になってしまっては困る。 理想的にはケーブル1本接続するだけで、特別な設定等も不要で、電源オンで即ネットワークが利用できることが望ましい。

 ホームネットワーキングは、家電業界にとってもコンピュータ業界にとっても、次に来る巨大市場と認識されており、現在はその主導権争いが激しく展開されているところ。 たとえば、家庭内に既設のケーブルを流用するという発想からHomePNAや電灯線ネットワークが提案され、また設定の手間を省くという観点からはHAVi、Jini、UPnPといった規格がある。 無線技術の応用として、Bluetoothも注目されている。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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