ボコーダー

用語の解説

ボコーダーとは

(vocoder)
ボコーダーとは、音声圧縮技術の一種で、人間の声をシンセサイザーで解析し、機械的に合成し直して音を鳴らす技術のことである。
ボコーダーは、人間の声帯が持つ音声周波数を、シンセサイザーにおける同じ周波数に当てはめることで、声を出力させている。 ボコーダーを通すことによって、人間の声と機械音が合成されたような効果が出る。 ボコーダーを使用することによって、通常は無段階である人間の音声を単純なデジタル信号に変換することができるため、音声のデータ量を大幅に削減することができる。 言葉を聞き分けることはできるが、声色で人物を特定することはほとんど困難になる程度まで情報量は削減される。 このため、ボコーダーは軍事システムなどで非常に低いビットレートを用いる場合に採用されている。 また、現在ではテクノ系ミュージックなどでロボットボイスの効果を演出するエフェクターとして用いられる場合も多い。

用語解説出典   powered by. Weblio

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