ユーザープロファイル

用語の解説

ユーザープロファイルとは

(ユーザープロファイル)

user profile

 ユーザーごとのシステム環境を、ローカルマシン(ローカルプロファイル)または、サーバ上(サーバプロファイル)に保存できるようにするWindows(Windows NTまたはWindows 95)の機能、またはこの際の情報を記録するファイル。

 この機能を利用してサーバ上にプロファイルを保存しておけば、ユーザーがドメイン内のどのWindows NT WorkstationやWindows 95環境からログオンしても、同じ環境を使用できるように設定できる。 プロファイルは、たとえば、コンピュータを特定のユーザー用として定めておらず、複数のユーザー間でコンピュータを共有するような環境では特に有用な機能である。

 Windows NT Workstationでは、プログラムマネージャ、ファイルマネージャ、コマンドプロンプト、プリントマネージャ、コントロールパネル、アクセサリなどに対する設定情報がユーザープロファイルとして保存される。 たとえば、プログラムマネージャやファイルマネージャの設定で保存される情報は、[終了時の状態を保存]コマンドで保存されるすべての情報が保存される。

 ユーザープロファイルには2種類あり、1つはユーザーの変更をプロファイルに反映できる個人用プロファイル、もう一方はユーザーの変更が反映されない固定プロファイルである。 ユーザープロファイルは、ユーザーに対しても、グループに対しても設定できる。 たとえば、学校の授業で使用する場合、生徒に対して固定プロファイルを割り当てておけば、授業の中でデスクトップが変更されても、次回ログインする生徒には同じデスクトップ環境が与えられる。

 ユーザープロファイルを作成するには、システムに添付されるプロファイルエディタを使用する。

 Windows 95もプロファイル機能に対応しており(Windows 3.1ではプロファイル機能を利用することはできない)、レジストリのHkey_Current_Userキーに含まれるすべてのユーザー固有情報が保存される。 さらにWindows 95では、システムポリシーと呼ばれるネットワーク管理機能により、厳密な管理が可能となっている。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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