ローカルルータ

用語の解説

ローカルルータとは

(ローカルルータ)

 公衆網サービスのインターフェイスを搭載せず、構内のネットワーク同士を接続するルータ

ルータとは、異なるネットワークの中継点に設置し、両者を結ぶ装置である。 その中で広域網を経由して遠隔地のネットワークと接続するタイプを「リモートルータ」と呼ぶ。 社内ネットワークを専用線経由でインターネットに接続する際に社内ネットワークと専用線の中継点に設置するものや、家庭でも使われるダイヤルアップルータがこれにあたる。 それに対して、構内のネットワーク同士などを接続するのがローカルルータである。

 かつては、複数に分けられた社内ネットワークを接続するためにローカルルータを使っていたが、安価で高速なレイヤ3スイッチの普及により現在はその座をスイッチに譲っている。 現在は、家庭やSOHOなどで使うローカルルータが普及してきた。 これは、xDSLやCATVを使ったインターネット接続サービスで家庭内に設置するDSL/ケーブルモデムのLAN側ポート(通常は10BASE-Tインターフェイス)に接続して使う製品で、NATやIPマスカレードの機能を搭載し、複数のPCからインターネット接続を共有することができる。 ほとんどが、DHCPサーバ/クライアントの機能を搭載しており、ケーブルモデムに接続するだけで共有が可能になる。 また、簡易ファイアウォール機能を備える製品もある。

 なお、こうした製品はメーカーによっては、アナログ回線やISDNによる接続に比べ広い帯域を扱うということで、「ブロードバンドルータ」と呼ばれていることもある。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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