ローダブルモジュール

用語の解説

ローダブルモジュールとは

(ローダブルモジュール)

 Linuxにおいて、カーネルとは独立してロード/アンロードを可能にしたドライバのこと。

DOSやWindows NTのデバイスドライバに相当する。

 初期のUNIX系OSでは、デバイスドライバはすべてカーネルに組み込むという設計になっていた。 つまり、新しいデバイスを使うためには、カーネルの再構築が必要だという設計になっていた。 これに対してLinuxでは、デバイスドライバを独立したファイルとして、必要に応じてロード・アンロードできるようになっている。

 ローダブルモジュールを使うことによって、以下のようなメリットが得られる。

 ・カーネルがコンパクトになる。

 ・カーネルの再構築の必要性が大幅に減り、新しいデバイスへの対応が容易になる。

 ローダブルモジュールのロードにはinsmodコマンド、アンロードにはrmmodコマンドを使う。 また、これらのコマンドのラッパーとしてmodprobeコマンドが用意されている。 さらに、Linux 1.3-2.0ではkerneldデーモン、Linux 2.1以降ではkmodがカーネルに組み込まれているため、モジュールの自動ロード/アンロードも実現されている。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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