ワーキングセット

用語の解説

ワーキングセットとは

(working set)
ワーキングセットとは、物理メモリー領域の中でも、アプリケーションが現在使用している状態の領域のことである。
言い換えれば、アプリケーションが使用しているメモリーでもあまり使用されていないデータをOSがハードディスクに退避(スワップ)させる際に、退避の対象とならずに物理メモリー内に留められる部分のこと。 ワーキングセットが事実上、処理の主要な対象となるので、ワーキングセットのために確保されるメモリー領域の大きさによって処理速度が左右されることにもなる。 例えばメモリーがあまりに少ない環境では、各アプリケーションに割り当てることのできるワーキングセットも小さくなるので、極端な速度の低下を招くことになる。 それゆえ、アプリケーションが充分な速度で処理されるためには、物理メモリーにある程度の余裕が必要になる。 ワーキングセットのサイズは、アプリケーションが扱うデータ量のほか、アクセスの集中度にも大きく左右される。 一般に、特定のデータに集中的にアクセスする処理方法に比べると、データベースのサーバーなどのように多量のデータに全般的にアクセスするようなアプリケーションの方が大きいワーキングセットを必要とする。

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