ワーム

用語の解説

ワームとは

(インターネットワーム,コンピューターワーム,worm,Internet worm,computer worm,)
ワームとは、コンピューターシステムに悪害を与えるプログラムとしての広義のコンピューターウィルスの中でも、インターネットを通じて自己増殖を行う性質を持つもののことである。
ワームは他のプログラムに寄生しようとはしない(単独で行動する)ので、厳密に言えば、感染行動を伴う狭義のコンピューターウィルスには含まれない。 ただし最近では、データの破壊やファイルの破壊などを行うプログラム全般をコンピュータウィルスと呼ぶ場合が多い。 ワームはマクロ言語やスクリプト言語などの比較的簡易な技術により作成される場合が多い。 作成が簡易であるため、いわゆる亜種の発生が早く、しかも数多く亜種が発生するという特徴がある。 ちなみに、広義のコンピューターウィルスの中でも、害のないアプリケーションソフトを装ってユーザーにダウンロードさせ、その陰でファイル破壊などの活動を行うようなプログラムは、特にトロイの木馬と呼ばれる。 トロイの木馬として進入し、自己増殖を始める、いわゆるトロイの木馬型ワームもある。 過去に被害をもたらした代表的なワームとしては、おおむね以下のようなものがある。 「LOVE LETTER」、「PrettyPark」、「BugBear」、「Frethem」、「Nimda」、「Klez」、「Happy99」、「Mimail」、「MyDoom」、「Zotob」、「Code Red」、「Code Red II」、「ぬるぽワーム」などである。

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