動的DNS

用語の解説

動的DNSとは

(ドウテキディーエヌエス,ダイナミックDNS,ダイナミックドメインネームシステム,DNS更新,DDNS,Dynamic DNS,dynamic domain name system,DNS Update,)
動的DNSとは、DNSで管理しているDNSレコードを動的に更新する技術である。
狭義の意味として「RFC2136で規定されたDNS UPDATE」や「非固定IPアドレスによる常時接続環境向けのDNSの動的更新」を指す場合がある。 前者の「RFC2136で規定されたDNS UPDATE」としての正式名称は「Dynamic Updates in the Domain Name System(DNS UPDATE)」である。 クライアントに動的に振られたIPアドレスに対してホスト名との対応を一定に保つ技術で、DHCPサーバとともに用いて、IPアドレスとホスト名の対応をクライアント側からDNSに登録することで実現している。 Windows 2000 ServerおよびWindows Server 2003のDNSサーバであるMicrosoft DNSでも動的DNSの設定が可能であり、Active Directoryで用いられている。 後者の「非固定IPアドレスによる常時接続環境向けのDNSの動的更新」としては、自宅サーバ運営者向けの動的DNSサービスがある。 非固定IPアドレスによる常時接続では、ルータの電源を入れ直したりするとISPから付与されるIPアドレスが変わってしまう。 IPアドレスが変わってしまうと自宅サーバのホスト名との対応が崩れ、DNSレコードを更新しない限り名前解決が行われなくなるためである。 実現方法としては様々な方法があり、代表的な方法の1つとして、動的DNSサービスが提供するURLにアクセスすることで、変更後のIPアドレスを通知するというものがある。 動的DNSはサーバの信頼性が問われるような業務に使うのは向いていない。 また、その利便性と匿名性からスパムやフィッシング詐欺サイトに用いられることもある。

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