同期転送

用語の解説

同期転送とは

(ドウキテンソウ)

●ハードウェア一般

 送信側と受信側でタイミングを一致させながらデータ転送を行なう方式。

送信側は、まず最初の同期信号を受信側に送り、受け取りの準備を確立したうえでデータ転送を開始する。 余分な情報を含めずにデータ転送が行なえるため、転送効率がよい。

SCSI

 SCSIのデータ転送時のオプション。 通常、SCSIのデータ転送は、1byteのデータ転送(8bit幅のSCSIバス時)ごとに、イニシエータとターゲット間で、データが正しく転送されたかどうかの確認を行なう非同期転送が用いられる。 これに対し、同期転送では、相手が情報を受け取ったかどうかの確認を1byte(8bit幅のSCSIバス時)ごとに行なわず、決められたオフセット分だけ、連続してデータの出力を行なうことで、データ転送の高速化を図っている。

 この同期転送を行なうには、データフェーズに先立ち、メッセージフェーズでSDTR(Synchronous Data Transfer Request)メッセージを交換(シンクロナスネゴシエーション)し、転送に用いるオフセット、最小データ転送サイクルなどを決定しておく必要がある。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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