大気の窓

用語の解説

大気の窓とは

(タイキノマド,atmospheric window,)
大気の窓とは、大気による吸収の影響を受けずに地表に到達しやすい波長領域のことである。
大気の窓を通過する波長の主なものには、可視光線や赤外線(近赤外線)、一部の電波などがある。 天文台からの天体観測や、気象衛星からの地表の観測などでは、光学望遠鏡や電波望遠鏡を使用することによって大気の窓を利用し、観測を行っている。 逆にX線やガンマ線など、大気の窓を通らない波長は、地表から効果的に計測することができない。 ちなみに、地球は表面から宇宙空間に向かってエネルギーを放射しており、赤外線などのエネルギーが大気の窓を通じてほとんどが放出されている。 このとき、二酸化炭素は熱放射のための大気の窓をふさぐ効果があるため、地球温暖化現象の要因となっている。

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