常時商用方式

用語の解説

常時商用方式とは

(ジョウジショウヨウホウシキ,常時商用給電方式,standby type UPS,)
常時商用方式とは、無停電電源装置(UPS)の電源方式の1つで、通常時は入力された交流電源をバッテリーに供給し、電源異常の際にはバッテリーからの出力に切り替え、インバーターを経由して電気を送る方式のことである。
常時商用方式では、電源が正常な時はインバーターを使用しないため、消費電力が小さく、効率も良い。 しかし、入力電圧の変動がそのまま出力されてしまうため、出力電圧の精度が悪くなることもある。 また、電源が正常な場合はインバーター回路は動作せず、電源異常が発生した場合に稼動するが、この切り替えに約4~10msec程度の時間がかかってしまう。 つまり、この間の電源供給が途切れることになる(瞬断)。 現在のコンピュータでは、この程度の瞬断でデータが落ちることなどはないように設計されているが、ミッションクリティカルなシステムにおいては、安定性のある常時インバーター方式のUPSが採用されることが多い。 UPSの電源方式には「常時インバーター方式」と呼ばれる方式もある。 常時商用方式のUPSは、常時インバーター方式のものと比べて安価であるため、特に企業内のクライアントやSOHO、あるいは、家庭などで利用されることが多い。

用語解説出典   powered by. Weblio

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