梶並伸博

用語の解説

梶並伸博とは

(カジナミノブヒロ,Nobuhiro Kajinami,)
梶並伸博とは、オンラインソフトウェア流通サイト「Vector」を運営している株式会社ベクターの創業者で、現・代表取締役社長である。
1957年、栃木県生まれ。 梶並伸博は1980年に東京工業大学を卒業し、栃木県庁に入庁、地方公務員となるが、まもなく退職してパブリッシング関連の企業へ転職。 そこで複数のメディアの立ち上げに携わった。 1989年に梶並伸博は独立し、後のベクターとなる「有限会社ベクターデザイン」を設立した。 ベクターは当初、CD-ROM付きのフリーソフトウェア、シェアウェア集を発行する出版社として出発し、1990年代半ばから後半にかけて、媒体を書籍からインターネットへシフトさせていった。 1995年、インターネット上にPC向けソフトウェアのダウンロードサイトを開設。 Windows 95が登場して、インターネットが徐々に認知され始めた頃のことである。 ※画像提供 / 株式会社ベクター ベクターが開始したダウンロードサイトは、フリーソフトウェアのダウンロード提供によって人気を集めると共に、シェアウェアの販売代理店業といえる「シェアレジ・サービス」、市販のパッケージソフトウェアのダウンロード販売を行う「プロレジ・サービス」などの提供によって成長していった。 サイト名を「Vector」へ変更した1998年10月、月間利用者100万人を突破。 2000年にはナスダックジャパン(現ヘラクレス)への上場を果たした。 「Vector」でダウンロードされるソフトウェアの本数は、およそ半年前後で約1億本を数える。 2004年2月には累計で7億本を突破、同年10月に8億本、2005年5月に9億、2006年1月に累計10億本を突破している。 ベクターは、MMORPGの分野への進出や、販売課金機能などを搭載した拡張ブログサービス「Vector maglog」の開始など、新たな挑戦を続けている。

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