正規化

用語の解説

正規化とは

(セイキカ,ノーマライズ,カノニカライズ,normalize,canonicalize,canonicalization,)
正規化とは、データの冗長性をなくしたり、混在している等価な表現をある統一形式に整形したりすることによって、同じ形式でデータを扱えるようにすることである。
英語の「normalize」と「canonicalize」(canonicalization)両方の訳語として正規化という表現が用いられており、リレーショナルデータベース(RDB)やオーディオファイル、テキストファイルなど、様々な分野で正規化が行われている。 リレーショナルデータベースにおける正規化とは、リレーションを一定の形式に準拠させることによってデータを構築することである。 正規化を行うことによって、データの冗長性を省き、メンテナンス性を高めることができる。 リレーショナルデータベースでは正規化の種類や程度によって分けられた第一正規形、第二正規形、第三正規形~第五正規形の形式が知られている。 オーディオの分野における正規化とは、オーディオファイルの音量を一定レベルで補正することを指す。 様々な音源から得た音量の異なるオーディオファイルを、同じ音量レベルに統一したり、あるいは音質を劣化させることなく音量レベルを最大化したりすることができる。 また、unicodeやXMLといったテキストファイルにおける正規化は、使用上許容されている表記のゆれをある一定の表記に統一することを指す。 特にXMLでは、電子署名などで暗号化を行う際に表記ゆれ(一例として、要素や属性の順番などのゆれ)によって異なる内容に変換されてしまい、照会が失敗する可能性がある。 そのためXMLでは「Canonical XML」と呼ばれる統一的記法が策定され、W3Cによって勧告されている。

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