赤外線通信

用語の解説

赤外線通信とは

(セキガイセンツウシン,infrared transmission,)
赤外線通信とは、電磁波の一種である赤外線を利用して実現される無線データ通信のことである。
赤外線は、可視光線の赤色光よりも波長が長く、電波よりは短いという特徴を持っている。 赤外線通信を行うためには、基本的に赤外線送信部を機器の受信部に向けて、遮蔽物の無い状態で操作する必要がある。 テレビやエアコン、ビデオなどのリモコンや、携帯電話間のデータ通信などで多く利用されている。 赤外線リモコンは、異なるメーカー間に共通する規格はなく、互換性がないが、通信速度は300~1200ビット/秒程度、赤外線ビームの広がりは5度以下、通信距離は5~10m程度であることが多い。 ノートパソコンや携帯機器向けの赤外線通信規格としては、標準化団体によって定められたIrDA(Infrared data Association) がある。 通信可能距離は最大1m程度で、赤外線ビームの広がりは30度程度である。 通信可能距離や通信速度が異なる5つの仕様、バージョン1.0、1.1、1.2、1.3、1.4がある。 この中で、バージョン1.4は通信速度が16Mbpsと最も速く、通信距離が1mとなっている。 また、IrSimpleやIrSSといった派生規格も多数登場している。

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