三井住友フィナンシャルグループでSMBC日興証券の金融システムを開発・保守・管理業務する日興システムソリューションズ(NKSOL)では、長年稼働してきたメインフレームを縮小、局所化する取り組みを進めている。その一貫で取り組んだのがIBMメインフレームで稼働している制度商品領域のオープン化だ。オープン化では、PL/Iやアセンブラについてはスクラッチでリビルドしてきたが、制度商品領域のメインフレームはCOBOLであり、リホストでのマイグレーションを検討した。移行パートナーには、移行に関する豊富な知識や経験、移行ツールのノウハウを持つことからシーイーシーを選定した。新システムは3年の構築期間を経て2021年3月から運用が開始されたが、低コストで短期間な移行を実現した。本資料では、NKSOLがシーイーシーの支援のもと、メインフレームのオープン化をどう成功させたのか、どのように課題を乗り越え、どのような成果を得たのかを紹介する。