IBM Institute for Business Value(IBV)がさまざまな企業の経営層1,958 人に実施した調査結果では、86%の企業がサステナビリティー戦略を掲げている。だが、その戦略を行動に移す企業は35%にすぎないという現実もある。この資料では、サステナビリティーを変革のカタリスト(触媒)と位置付け、サステナビリティー目標の達成に必要と思われるテクノロジーとしてモバイル、IoT、クラウドのほか、ERPやAIなどを挙げている。また企業のサステナビリティーへの取り組み状況から先駆者、努力家、停滞者、傍観者という4つのタイプに分け、イノベーションやテクノロジーの推進状況を比較している。デジタル技術を駆使してサステナビリティー戦略を実践する複数の具体的な企業例を挙げながら、サステナビリティーとデジタル・トランスフォーメーション(DX)の統合を実現する方法について考察する。