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講演:「Amazon WorkSpaces」で社員が本来業務に集中できる環境を整備したソニーミュージックグループの働き方改善

ZDNet Japan Ad Special

2019-11-26 15:00

[PR]ZDNet Japanにて開催されたAWSセミナー2019の第1回目講演レポート。「働き方改革」をテーマに登壇者が知見を語った。

約20社からなる総合エンタテインメント企業であるソニーミュージックグループ。同社は社員の多様な働き方をサポートするために2016年から仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」を活用している。シャドーITやセキュリティへの対策を講じるためにシングルサインオンの仕組みも構築。ここでは同社の取り組みをレポートする。

社員2,700人の働き方を支えるITインフラ

 約20のグループ会社からなる総合エンタテインメント企業として、音楽、アニメ、ゲーム、キャラクター、マネジメント、ライブ・イベント、メディア、ソリューションなどの事業を展開するソニーミュージックグループ。その中で、グループ全社の総務・経理・人事・システムなどの管理業務全般を統括し、グループにシェアードサービスを提供するのがソニー・ミュージックアクシスだ。

 約2,700名の社員が多種多様な事業を展開するソニーミュージックグループにとって、社員にとって働きやすい環境をどう整備していくかは大きなテーマだ。情報システムグループでもITの側面からワークスタイル変革に向けたさまざまな取り組みを実施してきた。クラウドサービスとしてアマゾン ウェブ サービス(AWS)を活用することもその1つだ。情報システムグループ プラットフォーム企画部の小野瀬遠里氏はこう話す。「社員の働き方については、大きく3つの課題がありました。1つ目はリモートユーザーが拡大したこと。2つ目は、シャドーITやセキュリティにどう対応していくかということ。3つ目は、将来に向けていつでもどこでも働くことのできる環境をどう作るかということです」(小野瀬氏)

 同社では、ライブ会場やイベント施設などの出先でPCを使って働く機会が増え、リモートユーザーが半数を超えるまでに拡大していた。また、新たな取り組みのためにオフィス拠点が新設されることも増え、スピーディーにITインフラを提供することが求められるようになった。さらに、それにともなってクラウドサービスの利用が増え、シャドーITやセキュリティが懸念されるようになった。働く場所や時間が会社組織という従来の枠組みにとらわれなくなるなか、ITシステムも新しい形態が求められるようになったのだ。

AWSを中心としたクラウドサービスを活用

 こうした課題に対し同社が採用したのが、クラウドサービスだ。まずは、仮想デスクトップサービスとして「Amazon WorkSpaces」を採用した。2016年から計画を立て、さまざまなサービスを検討。最終的にクラウド上で仮想デスクトップをサービスとして利用できることが決め手となって「Amazon WorkSpaces」に決めた。

 「必ずしもスムーズに導入できたわけではありません。仮想デスクトップに興味を持ってくれているグループ会社と協力しながら、試験運用を開始し、その成果を見ながら少しずつ領域を広げていきました。導入から約2年で850台規模にまで展開したところです」(小野瀬氏)

 次に、AWS上で稼働するシングルサインオン(SSO)を提供するサービス、「OneLogin」を採用した。「ビジネス部門からは、利便性やスピードを上げるために外部のクラウドサービスを導入したいという要望が増えています。IT部門としては、それらのサービスを効率的に管理することに加えて、外部からのサイバー攻撃への対策や、ID管理、アクセス権管理を適切に行う必要があります。これらを考慮したSSOの仕組みが求められていました」(小野瀬氏)

 「Amazon WorkSpaces」と「OneLogin」を採用したことにより、必然的に「いつどこからでも安全にアクセスできる環境を実現したことで、会社の標準PCという制約にとらわれないデバイスフリーな業務環境を手に入れたのです」(小野瀬氏)

 「Amazon WorkSpaces」がさまざまな効果を生むこれらの施策はさまざまな効果を生んだ。まず、「Amazon WorkSpaces」の採用によって、PC環境を提供するリードタイムが圧倒的に早くなった。PCの紛失による情報漏えいリスクや故障への対応も不要になり、いつでもどこでも同じPC環境にアクセスできるようになることから、社員の作業効率も向上した。「管理面でも、集中管理や強制的なパッチ適用が可能になりました。ユーザーからも好評で今期中に1,000台規模に拡大します。リモート環境を仮想デスクトップに完全に置き換えるのではなく、ユーザーの利用状況を考慮して徐々に展開していく予定で、将来的には、緊急時や災害時のBCP対策としての展開も考えています」(小野瀬氏)

 「Amazon WorkSpaces」のメリットとしては、多くのデザイナーが利用しているMacからの、Windowsベースの社内システム利用への対応や、専用線が引けないオフィス拠点などでの導入のしやすさ、開発チームが複数の仮想デスクトップを利用することで、本番環境と検証環境を分離できる点などもあるという。また「OneLogin」の導入により、シングルサインオンの実現に加えて人事情報と連携して入退社と権限を即時に連動できるようになった。例えば、退社が決まった社員はサービスへのアクセスを止めることが即座にできるわけだ。このほかセキュリティ面で、SAML連携によりスマートフォンでの多要素認証を実現したほか、アクセス履歴を集中管理することで、リスク管理を強化させた。

 「これらにより、いつでもどこでも『サクっと』仕事ができる環境が整いました。この『サクっと』がとても重要です。ソニーミュージックグループにとってビジネスの中心は、作品づくりや先方とのコミュニケーション。『Amazon WorkSpaces』と『OneLogin』の組み合わせによって、それを最大限にサポートできる環境を提供したいと考えています」(小野瀬氏)

 さらに小野瀬氏はクラウドのメリットとして「まずは小さく始めてみて、ダメならやめればいい」点を挙げ、「クラウドへの扉を“開(ヒラク)”という意味を込め、恐れず『先ず“開(カイ)”より始めよ』という気持ちで始めることがポイントです。その上で、ビジネス部門のニーズに対して、個別に『ゲート』を厳しく管理するのではなく、きちんとした『ガードレール』を構築することで、要望されるさまざまなサービスのセキュリティを担保する、といった姿勢が大事です」とアドバイスする。

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