業種、規模を超えて広がるOpenStack、その活用のポイントは?

ZDNet Japan Ad Special 2017年02月28日 17時00分

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[PR]LPI-Japanは2016年12月6日、「OPCELビジネスサミット2016 新たなビジネスを切り開くOpenStack」を開催し、OpenStackの最新動向や活用例を紹介した。会場には160人を超える来場者が参加する盛況となった。

 オープンソースのクラウド基盤構築ソフトウェア「OpenStack」は、当初の主なユーザーであったクラウドサービスを展開するサービス事業者やIT企業のみならず、通信事業者や金融機関、製造業など、業種、規模を問わず幅広い企業で採用が広がりつつある。こうした動きを背景に、LPI-Japanは2016年12月6日、「OPCELビジネスサミット2016 新たなビジネスを切り開くOpenStack」を開催し、OpenStackの最新動向や活用例を紹介した。会場には160人を超える来場者が参加する盛況となった。

 LPI-Japanは、Linuxやオープンソースソフトウェア(OSS)を活用したITプロフェッショナル育成を目的に、技術認定試験を展開してきた。Linuxを軸としたエコシステムが広がり、特にクラウド基盤への注目が高まってきたことを背景に、2015年にはOpenStackの認定試験「OPCEL認定試験」をスタートしている。

拡張性、コスト、セキュリティ、そしてニュートラルさが特徴


LPI-Japanのテクノロジー・ディレクターを務める
和田真輝氏

 オープニングには、LPI-Japanのテクノロジー・ディレクターを務める和田真輝氏が登壇。「OpenStack導入のメリットおよびニュートラルな認定試験の重要性」と題し、講演を行った。

 和田氏はまず、「皆さんが想像する『クラウド』は、データセンターの中に多数のラックが並び、そこにサーバやネットワーク機器がびっちりと収納されており、大規模なシステムだけのものというイメージかもしれない。しかし実際には、数万ユーザー規模の大規模なシステムからWebサービス向けの中規模システム、開発・検証用の小規模システムに至るまで、さまざまな規模のシステムがクラウド上には混在している。決して大規模なシステム利用だけがクラウドではない。必要に応じて、その規模に見合ったクラウドを構築し、小さく始めることができる」と述べ、規模の大小を問わず活用できることを説明した。

 さて、既にさまざまな環境で活用されているOpenStackだが、そのメリットは何だろうか。和田氏は「スケーラビリティ」「コスト」「セキュリティ(Secrecy)」の3つだと説明した。

 先に和田氏自身も述べた通り、クラウドサービスは決して大規模システムに限ったものではない。必要とするリソースが増えたなら、その都度仮想マシンを追加し、対応できることから「小規模なシステムから始め、ビジネスや業務の拡大に応じて拡張していけばいい」と和田氏は説明した。

 また、OpenStackはOSSとして提供されており、ライセンス料がかからないこともメリットだ。中には、動作させるハードウェアのコストを懸念する声もあるが、和田氏はOpenStack Foundationが公開しているサンプルアーキテクチャの環境要件を紹介した。例えば、OpenStackのAPI制御を行うコントローラノードならば、CPUは1〜2個、8GBメモリに100GBのストレージといった性能でも導入でき、「皆さんの想像よりも低いスペックでもOpenStackを試してみることができる。現在手持ちのサーバでも導入し試用できるのではないか」と説明した。

 最後はセキュリティ(Secrecy)だ。クラウド導入のハードルは下がってきたが、総務省が行ったアンケート調査によると、回答者の34.5%は、情報漏えいなどセキュリティ上の不安からクラウドを採用していない。また、データセンターが置かれた場所によっては、その国の政府の要求に応じて情報開示が求められることもある。OpenStackを活用してプライベートクラウドを構築すれば、こうしたセキュリティ面での懸念は解消できる。「営業や財務に関する機密情報も、今まで通り自社の管理者に置くことができ、その意味で安心、安全だ」(和田氏)

 和田氏は最後に、OpenStackにはこれら3つのメリットに加え、もう一つ特徴があることに言及した。それは、Linuxの特定のディストリビューションに依存しないオープンなソフトウェアだということだ。開発もどこか1つのベンダーに頼るわけではなく、世界中のさまざまな企業が貢献している。

 このような特質を踏まえると、OpenStackについて学習し、そのスキルの認定を受ける際には「ベンダーニュートラルな試験が非常に重要だ」と和田氏は指摘し、LPI-Japanが実施する「OPCEL認定試験」や「LPICレベル3 304試験(仮想化、高可用性等の技術力の認定試験)」もそうしたベンダーニュートラルな試験であると説明した。そして、こうした試験を通じて「OpenStackを活用してクラウドの構築・運用に当たる技術者を育成し、クラウド分野における差別化を図ってほしい」と述べ、講演を締めくくった。

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